◆ウグイスに関して
① 選挙事務所に遊説用の原稿は用意されていますか?
無い場合が多いです。候補者のリーフレットから政策を選んで話します。
② 名前の連呼だけで良いのでしょうか?
大通りやビルなどが多い場所では敢えて、名前の連呼にしますが
人通りが多い場所、公園、商店街等では、政策を言わないとアピール出来ません。
③ 知り合いから頼まれました。初めてですが、練習は必要ですか?
まず。マイクを持って話すことに慣れることが必要です。
マイクの持ち時間を決めて、「その間はずっとしゃべり続ける」のが基本です。
プロの場合は10~15分交代。初めての方だと2分も持ちません。
なので、名前以外にも話せせる事が必要です。
④ ウグイス嬢にアルバイト代は出ますか?
公職選挙法により、「車上運動員」として選挙管理委員会に登録された方は
法律の定められた上限までの報酬が貰えます。
ボランティアで報酬を頂かなくても、選挙管理委員会への登録は必要です。
⑤ 学生ですが、ウグイス嬢の仕事は出来ますか? 就職活動に役立ちますか?
満20歳以上なら出来ます。
選挙事務所は、人間関係の縮図、プロモーション事業の基本だと考えています。
会社の様に縦社会ではなく、それぞれの立場と思いで候補者の応援や
サポートをしたい方々が集まります。 お給料も無く、事務所内の運営組織も確立してない場合が多いので様々な事が起こります。
その中での人間関係、コミニュケーションは学ぶことが多々あり学生の社会勉強に大きく役にたちます。
また、候補者と言う商品を有権者にどのようにPRするかが、プロモーション事業と同じです。
過去に私が指導した学生で選挙遊説をした人は、
アナウンサー、キャビンアテンダント、証券会社、起業家、広告代理店等に就職しています。
⑥ 主婦でも出来ますか?
時間の制約があれば、事前にご相談すれば可能です。
特に、生活に身近な選挙ですから主婦の目線や考えが大いに参考になります。
⑦ 男性でも出来ますか?
大都市では、男性も多く活躍しています。
候補者が30代~40代で若さやエネルギーをアピールする場合は効果があります。
遊説はきちんとやらないと「票が減ります」 最低限の練習をして、選挙に臨みましょう。
◆選挙事務所に関して
①知り合いに頼まれて選挙の手伝いをします。何か気をつける事はありますか?
選挙は公職選挙法で決められた法律があります。
たとえば、食事の提供(許可されている業務にあたる人以外)や差し入れや陣中見舞い等も違反となります。
選挙法に詳しい方の指示でお手伝いしてください。
②事務所内で注意することはありますか?
選挙期間中は様々な人が出入りします。
事務所は候補者の顔になりますので、元気よくあいさつをすること。
訪問者には、受付で名前を書いて頂く。 候補者が来訪者を把握する事が必要です。
また、見知らぬ人、敵陣営のスパイ等も忍び込むことがありますので
必ず、入口に受付担当者をつけるようにします。
③ボランティアやお手伝いの近所の方に何をしてもらえば良いですか?
人材が足りないのも大変ですが、多いのもまとまりが無くなり困ります。
良くあるトラブルは、「せっかく手伝いに来たのに、何もさせて貰えなかった」・「重複して作業をしてしまった」や
遊説車を運転するドライバーさんが来なかったなどの連絡ミスなど。
指揮命令系統を確立して、担当者(統括者)を決める事です。
事務所内のトラブルは、選挙期間に於いて、「票が減る」 大きな原因です。
特に、市議・区議選挙はご近所の方が集まる事務所です。
一人を怒らせると、その人のまわりや家族の票が減ると心してください。